イベントプロモーション
浅草寺×F1
日本の公道F1イベントはここから始まった
F1日本グランプリを翌週にひかえた2007年9月19日、F1チーム「レッドブル・レーシング」が、東京は浅草の浅草寺で、レースの入賞祈願式典とマシンのデモランを行った。平日とはいえ観光客が多い、浅草は浅草寺の雷門前――F1マシンの心臓に火が入り、あたりに爆音が響き渡ると、たちまち黒山の人だかりができあがった。
台車に載せられたマシンは、そのまま浅草通りをゆっくりとパレード。ドライバーのデイヴィッド・クルタードも合流すると、チームスタッフとマシンは雷門をくぐりぬけ、境内へと続く仲見世通りを練り歩いた。


日本のサーキット以外での走行はこれが初。そして公道走行に繋がっていく
イベントの締めは、境内に設けられたクローズドコースを使った、F1マシンのデモラン(!)だ。
わずか20km/h程度での走行に過ぎなかったが、観客は生で聴くF1サウンドに陶然。クルタードがコースの端々で華麗なスピンターンを決めるたびに歓声が湧きあがった。

前例の無い事にチャレンジする。
レーシングマシンを公道走行させるには様々なハードルがあります。安全性・騒音問題・地元住民のご理解・公益性。どれをとっても難しい計画と交渉になりました。この浅草寺でのデモランも当初は雷門通りを封鎖して走行させる計画でしたが、警察の許可を得る事が出来ずに断念。浅草寺の駐車場でのデモランとなり、公道使用の難しさを痛感したイベントとなりました。しかしながらこの経験が後のF1走行「ショーラントウキョウ」。フォーミュラーカー・MOTOGP・スーパーGTのコラボ走行「轟音東京」の開催に繋がる事となりました。